『信用への意識』

弊社では毎年新しい期の始まりには、

スローガンを発表し、

この１年、全社が足並み揃え

一丸となって新しい期に臨むことを

慣例としております。

本来弊社にとって、

その新期の始まりは８月。

ところが商売柄、

例年暑い８月は冬眠ならぬ「夏眠」（笑）

そこで９月の第一月曜日に全社朝礼で

発表する事が慣わしとなっております。

本日、専務の萩原より

今期の発表がございました。

第６８期スローガン

「信用への意識」

大切なものは、目に見えない。

フランスの作家・飛行士 サン=テグジュペリの

名作「星の王子さま」の代表的な一節です。

1943年初版以降、現在に至るまで

200の国と地域で翻訳されてきた名作は、

世界中で読まれる児童文学書でありながら、

大人が推薦する一冊に選ばれます。

トキワという会社が

長年大切にしてきたことは、何でしょうか。

それは関わる人への

思いやりを軸とした対応だと考えます。

関わる人のことを考え、

推し量り、想像した行動をする。

分からない、困っている相手の問いに、

迅速な行動で回答を出すことで、

相手が不安でいる時間を短く

相手の気持ちの負担を軽くし、

相手をよりよい方向へ導く。

こうした相手を思う心がけが、

相手の中に１つ１つと残り、

「信用」へと変化します。

「信用」とは目に見えるものではなく、

数値で正確に算出できる基準もありません。

なぜなら「信用」とは人それぞれの

心の中にあるものだからです。

「信用」は機能や価格のように

比較できない価値を製品に与えます。

「信用」は相手に安心感を与え、

会社同士の取引を円滑なものとします。

「信用」は思わぬ時に効果を実感するものです。

目に見えないものへ意識を向けることは、

なかなか難しいものです。

しかし、それがトキワという会社にとって

大切なものであれば、意識を向けてみることで

今年1年が実りあるものになり、

会社の将来へ重要な意味をもつ1年になると信じ

意識を向けてみる1年にしてみたいと思います。