
【2026年2月〜3月一般販売開始】
環境への配慮と快適な着心地を両立した、次世代レインウェア。
弾力性のある高密度生地が、高い耐水圧を実現しながらも、手触りは柔らかく、軽量で着心地の良さを表現しています。更に撥水剤を使用しない C0 撥水加工、裏の防水加工は従来のPVC ではない TPU ラミネートにより環境負荷を軽減しています。
環境に配慮した素材と、現場の声に応える機能性で、雨の日のビジネスシーンを快適にサポートします。
レインナビゲーターの防水性能について
レインナビゲーターの機能について

反射パイピング
反射材を両肩と背中(ベンチレーション)につけたことで、前方後方と合わせて360 度あらゆる方向からの光に反射。暗中時の作業の安全性も抜群。
レインナビゲーターのよくある質問(FAQ)
C0撥水(フッ素フリー)について
撥水フリーとのことですが、撥水はないということですか?
撥水剤という溶剤を使用せず、生地の織り方で撥水性を出しています。公的機関の検査結果で、一般的な平均値以上の撥水性4級の結果が出ています。
レインナビゲーターに使われている生地は、従来のフッ素系撥水より性能が良いのですか?
「レインナビゲーター」に採用されている『高密度ファブリック × C0撥水』の組み合わせは、従来の一般的なフッ素系撥水剤を施したウェアを上回る、初期撥水性能を記録しています。 これは、撥水剤という溶剤に頼るのではなく、糸を高密度に織り上げた「生地本来の力」で水を弾く設計に基づいているからです。しかも経年低下する薬剤だけに頼ってきたこれまでとは異なり、持続性があります。性能と環境配慮、その両方を高次元で実現しています。
撥水効果はどのくらい持続しますか?効果が弱くなったら、どうすれば良いですか?
ご使用環境や洗濯の頻度によっても異なります。もし撥水性が落ちてきたと感じたら、まずは洗濯表示に従ってウェアの汚れをきれいに洗い流し、その後当て布をしたアイロン(低温)やドライヤーの温風を生地の表面に優しく当てることで、撥水基が再び立ち上がり、性能が回復します。高すぎる温度は生地を傷める原因になりますのでご注意ください。
「人や環境に安全」とは、具体的にどういうことですか?
C0撥水が安全とされる理由は、従来の撥水剤に含まれていた「PFC(有機フッ素化合物)」という物質を一切使用していないからです。PFCは自然界で分解されにくく、環境や人体への長期的な影響が懸念されています。C0撥水は、こうした懸念物質を含まないため、着用される方はもちろん、地球環境にとっても安全です。
他のメーカーのC0撥水ウェアと、レインナビゲーターの違いは何ですか?
最大の違いは、撥水性能を撥水剤だけに依存していない点です。多くのウェアが既存の生地にC0撥水剤を加工するのに対し、私たちは1本の糸「生地開発」の段階から撥水性能を設計しています。高密度生地という物理的なバリアと、最新のC0撥水加工という化学的なバリア。この組み合わせが、トキワ製品ならではの高い持続性と性能を生み出しています。
C0撥水に弱点はありますか?油汚れなどはどうですか?
一般的に、C0撥水(フッ素フリー撥水)は、強い油を弾く「撥油性」においては、フッ素系の撥水剤に劣ります。そのため、機械油などが大量にかかるような特殊な環境には適さない場合があります。 しかし、業務中に想定される雨水や泥水、食品の軽い油汚れなどを弾く性能は十分に備えておりますので、ほとんどのプロの現場で安心してお使いいただけます。
パンツ丈調整・裾固定ベルトについて
パンツの裾固定ベルトはどのように使いますか?
「レインナビゲーター」のパンツの裾部分にあるボタンに、タックゴム両端に付いたボタンを留めて装着します。タックゴム(ベルト)を靴のかかと部分に回してご使用いただくことで、裾上がりを効果的に防ぐことができます。不要な時には簡単に取り外しができます。パンツ両サイドにある「パンツ丈調整ボタン」と併せてご使用いただくことで、使用シーンに合わせたパンツ丈が可能となります。
自宅で洗濯することはできますか?
はい、「レインナビゲーター」はご自宅で洗濯可能です。製品についている洗濯表示をご確認の上、中性洗剤を使用して優しく手洗いし、風通しの良い日陰で十分に乾かしてください。乾燥機やドライクリーニングは生地の防水機能を損なう原因となりますのでお避けください。定期的にお手入れをしていただくことで、より長く快適にご利用いただけます。
他のレインウェアとの一番の違いは何ですか?
「レインナビゲーター」は、業務用レインウエアとして業務に特化した、雨の日でもアクティブに働く方々の「リアルな困りごと」と徹底的に向き合い開発されました。
従来のレインウエア特有のシャカシャカ感の表素材と異なり、軽量で風合いのよい着心地で満足感を与える新素材で、更にこれまでのフッ素系撥水剤とは異なり環境に優しいフッ素フリー「C0撥水」を使用していること、その素材の裏面に施された防水樹脂(TPUラミネート)によって耐水圧26000mmという高い防水性を実現し、又あらゆる水の浸入経路も防ぐ「二重袖」や「二重の前たて」といった仕様で更に防水性を高めていること、自転車・バイク利用時の不満を解消する「裾固定ベルト」や、足の長さに合わせて調整できる「パンツ丈調整ボタン」、利便性ある「内側ポケット」など、現場の”困った”を解決する機能を兼ね備えた細やかな工夫がされていることが大きな特徴です。
レインナビゲーターの生地・材質について
生地が柔らかいと、従来の製品より防水性が落ちるのでは?
ご安心ください。生地のしなやかさを追求しつつも、防水性は最重要項目として開発しています。「レインナビゲーター」は、第三者公的機関の検査において耐水圧26,000mm以上を記録しており、プロの現場で求められる高い防水基準をクリアしています。
ストレッチ性はありますか?
一般的にいうストレッチ性はありませんが、糸の織り方を変化させ一定の伸縮性は測定されています。
ポリウレタン糸を使用して基布にすれば、ストレッチ性を求めることができますが、ポリウレタン糸特有の「加水分解」という化学反応から防水面に課題がある為、糸の織り方を変化させることで生地に一定の伸縮性を実現しつつも「防水性」と「動きやすさ」の2つを両立することができました。
どのような業種・職種におすすめですか?
あらゆる業種におすすめのスタンダードなレインウエアです。
サイズ展開も豊富で、B体などの幅広サイズ展開は、会社のユニフォームなど一斉に揃える際にも、あらゆる体形に対応します。高い防水性がありながら、着心地も追求したレインウエアとして業種、年代問わずご使用頂けることでしょう。
なぜ、ポリウレタン糸を使用してストレッチ性を向上させなかったのですか?
ポリウレタン素材は加水分解という化学反応のデメリットがある為、表地においてのポリウレタン糸の使用は、防水面に課題ありと判断し使用しませんでした。
TPUとPVCについて
レインナビゲーターは「透湿性のある」TPUではなく「透湿性のない」TPUを採用したのですか?
レインウェアが必要な現場では、いかなる状況でも「絶対に濡れない」という信頼性が何よりも優先されるとトキワは考えているからです。 透湿性は確かに快適な機能ですが、その効果には個人差があり明確にできず、また生地の汚れや経年により性能が落ちることは確実です。
私たちは、プロの皆様に常に安定した最高の防水性能を提供するためには「透湿性のない」TPUフィルムを厳選して採用し、「濡れない」という基本性能を極限まで追求しているからです。
透湿性がないなら、結局PVCと同じように蒸れるのではないでしょうか?
はい、運動量の多い作業では、どちらの素材でも汗による蒸れは生じます。しかし、着用時の不快感の「質」が全く異なります。 TPU製ウェアはPVCに比べて圧倒的に「軽く」「しなやか」です。そのため、PVC特有の重さによる疲労感や、ゴワゴワして動きにくいといった物理的なストレスがありません。また、肌離れの良い裏加工が施されている製品が多く、汗をかいてもPVCのようにベタっと肌に張り付く不快感が大幅に軽減されます。更に裏地に使用しているメッシュがこれまでの一般的なレインウエアに使用しているメッシュよりも目が細かいので、その効果は大です。
TPUの寿命はどれくらいですか?PVCと比べて本当に長持ちしますか?
TPUは、PVCのように経年で硬くなったり、冬の寒さでパリパリにひび割れたりすることがないため、「しなやかな着心地」という点での寿命はPVCより圧倒的に長いと言えます。 ただし、TPUを含むポリウレタン素材には、汗や洗濯時に付着した水分が「加水分解」という化学反応を起こし劣化する特性があるので、ご使用後は汗や雨をしっかり乾燥させ、高温多湿な場所を避けて保管いただくことで、その優れた性能を長く保つことができます。
結局、私にはTPUとPVC、どちらが合っていますか?
お客様のお仕事内容と、何を最も重視されるかによって最適な選択は異なります。
【PVCがおすすめな方】
- コストを最優先される方
- 着用時間が比較的短い方
- あまり体を動かさない立ち仕事や、水場での軽作業が中心の方
【TPUがおすすめな方】
- 配送業や屋外工事など、アクティブに動き回る作業が多い方
- 一日中着用するなど、着用時間が長い方
- ウェアの重さによる疲労を軽減したい、着心地を重視される方
メッシュについて
裏メッシュがあると、逆に蒸れたり、かさばったりしませんか?
裏メッシュが着用する衣服と防水布(生地)との間に空気の層を作るため、快適な状態を保ちます。裏メッシュがないレインウエアの「着用する衣服や肌への張り付き、汗によるベタつき」との違いを感じるはずです。
裏メッシュがないレインウェアもありますが、何が違うのですか?
裏メッシュがないタイプは、生産コストを抑え、軽量性や収納性を優先した製品と考えられます。しかし、本記事で解説した「防水樹脂の保護」「ベタつきの軽減」といったメリットは得られにくくなります。毎日のお仕事で快適に、そして長くお使いいただくためには、裏メッシュ付きの製品は必須で、私たちトキワはおすすめします。
裏メッシュのお手入れで気をつけることはありますか?
基本的にはレインウェア製品についている洗濯表示に従ってください。一般的には、ファスナーやボタンをすべて閉じてから、優しく手洗いしてください。汗や水分が付着したままだと素材によっては防水樹脂性能の劣化に繋がるため、定期的にお手入れすることで、メッシュも本体も長持ちさせることができます。











